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宅建試験に合格した直後、「次は何を目指そうか」と考えたことはありますか。候補のひとつとして「行政書士」という名前が浮かんだ方も多いと思います。
しかし、合格の達成感が冷めてくると、「また一から勉強するのは正直しんどい」「行政書士はさすがに難しすぎるのでは」という気持ちが出てきて、結局そのまま動けずにいる——そんな方は少なくないはずです。
この記事では、「宅建合格後が行政書士挑戦の最強タイミングである理由」と、私が実際に経験した「想像以上の壁」「どん底」「そこからの立て直し」をリアルにお伝えします。
背中を押してほしい方にとって、何かヒントになれば幸いです。
宅建合格直後が行政書士挑戦の「最強タイミング」である理由
民法の記憶が新鮮なうちに始めると学習時間が大幅に短縮できる
行政書士試験の配点の約25%を占めるのが「民法」です。そして、この民法は宅建試験の「権利関係」と出題内容が大きく重なっています。売買・賃貸借・相続・担保物権——宅建の勉強を通じて覚えたこれらの知識が、行政書士の民法でそのまま武器になります。
問題は、記憶は時間とともに薄れていくという当たり前の事実です。宅建合格から半年後、1年後に行政書士の勉強を始めようとしたとき、民法の知識はかなりの部分が抜け落ちていることが多く、事実上「ゼロから民法を学び直す」状態になってしまいます。
一方、宅建合格直後であれば、民法の知識は頭の中でまだ生きた状態にあります。この状態で行政書士の勉強を始めると、民法については「復習」として進めることができ、学習時間が一般的な目安より100〜200時間程度短縮できる可能性があります。これは、合格の難易度に直結する大きなアドバンテージです。
合格の達成感とエネルギーが残っているうちに動く
もうひとつ見落とされがちな理由があります。それは「心理的なエネルギー」です。宅建試験に合格した直後は、「やればできる」という自己効力感が最も高まっている状態です。これは勉強を続けるモチベーションの燃料として、非常に貴重なものです。
時間が経つにつれて、この達成感は徐々に薄れていきます。日常の仕事や生活のルーティンに戻ると、「また勉強を始める」という心理的ハードルが、じわじわと上がっていきます。「今の自分なら次もいける」という感覚が残っているうちに、小さな一歩(まずテキストを1冊買う、講座の資料請求をするなど)を踏み出すことが、長期的には最もリスクが低い選択です。
宅建合格者が感じた行政書士試験の「想像以上の壁」
正直に言います。行政書士は、宅建よりも確実に難しかったです。宅建合格という実績があったため、「次もなんとかなるだろう」という油断が最初のうちはありました。しかし勉強を始めてすぐに、その甘い見通しは崩れました。
行政法のボリュームに圧倒された話
宅建の試験科目は、宅建業法・権利関係・法令上の制限・税その他と、大きく4つに分かれています。それぞれに「メインの出題分野」があり、範囲は広いもののある程度の絞り込みができます。
行政書士試験の「行政法」は、そのボリューム感がまったく違いました。行政手続法・行政不服申立法・行政事件訴訟法・国家賠償法・地方自治法……それぞれが独立した法律であり、各法律の条文・趣旨・判例をすべて理解した上で問題を解く必要があります。配点が大きい分、ここを落とすと挽回が難しい科目でもあります。
私の場合は、民法の知識がある状態でスタートしても、行政法のボリュームに圧倒されました。本屋さんでパラパラと行政書士の教科書を見て、「うん、行政法はプロに教わった方が早い」と見切りをつけ、通信講座を積極的に活用しようと決めたきっかけでもあります。
記述式で6回、課題が返ってきた実体験
行政書士試験には、1問40字程度で解答する記述式問題が3問出題されます(民法2問・行政法1問)。1問20点という高い配点があるため、ここを落とすと一気に合格が遠のきます。
私が最初に提出した記述式の答案は、通信講座の採点で×(不正解)と判定され、返ってきました。それが6回連続で続きました。自分では「それなりに書けている」と思っていた答案が、なぜ×なのかすら最初は分かりませんでした。
3回目からは、テキストを参照しながら書いても良いという条件で再提出しました。それでも4回目も5回目も部分点どまりで、○はもらえませんでした。正直、泣きたくなりました。「自分には記述式が向いていないのかもしれない」と思ったりもしました。
どん底から合格を掴んだ立て直しの記録
模試B判定からの残り2ヶ月の過ごし方
試験本番の2ヶ月前に受けた模試の結果は、B判定でした。合格点には届いておらず、このペースでは本番に間に合わないという現実を突きつけられた瞬間でした。
そこから1ヶ月の学習は、これまで以上に分野の補強に集中させました。
記述式攻略で気づいた「型」の重要性
通信講座の採点で何度も返却されたことで、最終的に○をもらえたとき、「答案の書き方は何がいけなかったのだろう」と考えました。論点は何か、結論は何か、主語述語を書いているか、簡潔で分かりやすいか。そういった基本的なことなんだと思います。この試練がなければ、本番で記述式の点数は取れなかったと思います。
本試験では、記述式(民法2問)でどちらも得点することができ、その点数が合格を引き寄せる大きな要因になりました。記述式は「才能がある人が解けるもの」ではなく、「基本に忠実に練習を積んだ人が解けるもの」だと、今は確信しています。
宅建合格者が行政書士を目指すなら、通信講座を勧める理由
私は宅建を独学で合格したため、行政書士も独学でいけるかな?と最初は考えていました。
しかし、本屋さんでペラペラとテキストをめくり、「独学では補いにくい部分」があることがわかりました。特に、行政法の体系的な理解と、記述式の添削です。また、民法も、深い理解が求められていました。
行政法は出題範囲が広く、「どこを優先すべきか」を自分で判断するのが難しい科目です。
独学だと全体を均等に勉強しようとしてしまい、時間が足りなくなるパターンに陥りやすいです。
通信講座はプロが「ここを優先せよ」という絞り込みをあらかじめしてくれているため、限られた時間での合格に最短ルートで進めます。
記述式の添削については、独学では「なぜ×なのか」を自分で判断することがほぼ不可能です。
自己採点では正解だと思っていた答案が、実はずれていることも多く、客観的なフィードバックなしに改善するのは難しいです。
通信講座の添削機能は、この部分を補うための最も効果的な手段です。
受講料は決して安くありませんが、合格後に得られるキャリアアップや資格手当、独立開業の可能性を考えると、十分にコストパフォーマンスの取れる投資だと感じています。
まずは無料の資料請求や体験講座で、自分に合う講座かどうかを確認してみることをお勧めします。
まとめ:今日が一番民法の記憶が新鮮な日
この記事のポイントを整理します。
- 宅建合格直後は民法の記憶が新鮮で、行政書士の学習時間を大幅に短縮できる最強のタイミング
- 合格の達成感とエネルギーが残っているうちに動くことが、長期的に見て最もリスクが低い
- 行政法のボリュームと記述式は、想像以上の壁。特に記述式は独学では改善が難しい
- 模試B判定から逆転できたのは、失点分析と残り期間の集中投下という戦略的な立て直しのおかげ
- 記述式は「型」を覚えて練習を積めば必ず突破できる。才能ではなく訓練の問題
- 行政法の優先度判断と記述式添削という2点において、通信講座の活用は合格への最短ルートになる
「仕事が落ち着いたら始めよう」と思っているうちに、宅建で身につけた民法の知識は少しずつ薄れていきます。今日が、あなたの民法の記憶が最も新鮮な日です。
宅建合格という実績は、行政書士挑戦のための確かな土台です。その土台の上に、今すぐ一歩を踏み出してみてください。
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